いま歴史とは何か (MINERVA歴史・文化ライブラリー)



いま歴史とは何か (MINERVA歴史・文化ライブラリー)
いま歴史とは何か (MINERVA歴史・文化ライブラリー)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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最良の「カー以降」

歴史に興味を持つ大学生、高校生に是非読んでもらいたい。若者の人生を変えるポテンシャルを持ったすばらしい入門書。カー歴史学を発展させた著作の中でも、際だった傑作。世界を歴史学的に世界を眺めるためのヒントが全巻にわたって横溢している。さまざまな方法論、現代の歴史学の問題点。この世界、そしてこの歴史の一員であるぼく自身の存在の不思議さ、おもしろさを存分に思い知らせてくれる。
老学者向け

 2002年に出たWhat is History Now?の翻訳。2001年にロンドン大学歴史研究所で開かれた、E. H. カー『歴史とは何か』の出版40周年記念シンポジウムをまとめた一冊。
 イギリス、アメリカの一流の歴史家が、それぞれ「いま社会史とは何か」、「いま政治史とは何か」などを語っている。基本的には、カーが歴史に与えた影響と、この40年間での歴史学の変容を指摘する内容。
 決して初学者向けの本ではない。本書を読んでも、現在の歴史学の動向を把握することは出来ないし、歴史学の方法論が理解できるわけでもない。むしろ、老学者が読んで懐古的に楽しむ一冊だろう。内輪ネタも多く、日本の西洋史読者には付いていけない部分も多い。
 また、翻訳があまりにもひどい。日本語として成立していないので、読むのが苦痛。
カー以後の歴史学

E・H・カー『歴史とは何か』を意識し、その後の歴史学の進展を検討した論文集。カーの時代には想像もつかなかったであろう「ジェンダー史」などの項目があるのは、カー以後の展開を象徴しているといえよう。文化史・宗教史などさまざまな分野についての最新の研究動向がそれぞれの著者による切り口で紹介されているが、とりわけ政治史・ジェンダー史・思想史についての章は個人的に興味深かった。

ただ、翻訳があまりこなれていないのが残念である。そのため、星5つをつけることはできなかった(内容そのものは、5つに値する)。一部の章は、原文で読むより理解に時間がかかる章もあった。



ミネルヴァ書房
歴史とは何か (岩波新書)
イギリスの階級社会
虚飾の帝国―オリエンタリズムからオーナメンタリズムへ




いっぽん桜 (新潮文庫)

いのちの絆―船手奉行うたかた日記 (幻冬舎文庫)

いまどきの中国人 13億人の素顔に迫る

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イラクの中心で、バカとさけぶ―戦場カメラマンが書いた

イラク建国 (中公新書)

イラスト図解世界情勢の地図帳―日本はどうなる

いろは双六屋 明烏 (徳間文庫)

インカ帝国探検記―ある文化の滅亡の歴史 (中公文庫BIBLIO)

インドネシアの人々が証言する日本軍政の真実 (シリーズ日本人の誇り)




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